―「メイド喫茶元オーナー・ヒロN『脱・非モテ講座』」は、メイド喫茶元オーナー・ヒロN氏が、メイド服を脱いだ素顔の女の子と接して得たノウハウを非モテタイムズで教えるコラムです。―
さて、今回は、昨日の記事『女の子が喜ぶデートプラン6例(後半)』のラストに紹介したエピソードについて考えてみます。
「この前、僕は、バイトで一緒の子に、『ピアスしてくれたら、彼女になってあげてもいいよ』と言われました。で、ピアスを開けたら『あ、ホントにピアスしたんだ!』と大笑いされました。頭にきませんか? 僕は、そのバイトを辞めました。」
これは、女の子に、からかれたというか、意地悪をされた例ですな。
■女の子は、意地悪をするし、欠陥ももっている
女の子が、いつも品行方正で全く悪いことをしないかと言うと、そんなことはない。と、言うと、鬼の首でも取ったみたいに、「だから、女なんて、この世から!」なんて言い出して済ますのは、なしね。女の兄弟がいるヒトなんかは分かると思うけど、女の子は、結構、男子をからかったり、意地悪をしたりするもんです。それも、軽い冗談に近いものから、結構、深刻なものまでいろいろ。
ここで、押さえておかなければならないことは、「女の子だって悪いことはする」という点です。非モテで、女の子のことをリアルに考えられないヒトは、妙に女の子を神聖視、理想化して、「可愛い女の子が悪いことするなんて信じられません!」とか、逆に、邪悪な存在、悪の権化みたいに両極端になってしまう傾向もあります。女の子だって、リアルな人間なんだから、100%純粋で、善人で、なんてことはなくて、どこか、欠陥があったり、悪いことをすることはあるものなんですよ。
■女の子が仕掛ける罠は「誘惑の罠」
で、主に、どんな悪いことをするのか、それは、男子のように、直接的な乱暴とか、怒鳴って威嚇するとかいうケースは少ない。女の子は、肉体的には脆弱ですからね。
女の子の武器は、言葉と自分の身体。かける罠は、そのほとんどが「誘惑の罠」です。まず、最初に、誘惑をしておいて、はしごを外す。思わせぶりを言っておいて、あとでふる。そして、男子が、戸惑ったり、傷ついたりしている様を見て、喜んだりするのです。もちろん、いつもいつも、女の子なら誰もが、そんなことをする訳ではありません。
変な話ですが、女の子が、ちょっとからかったり、意地悪をしたりする対象は、むしろ、女の子が仲良くなりたいと思っている、関心がある、という男子の方が多いようだなあ。女の子は、男子に較べて、男と女の関係、人間の関係に、関心とIQが高いから、ちょっと自分の力を使って、単純、純情な男子をからかってみる、罠に嵌めて、自分の力を試してみたくなるのでしょう。腕っ節に自信のある少年がケンカしたくなる心境と同じです。
このケースを見ても、まず相手の女の子は、ピアスをしたら彼女になってあげてもいいよ(エッチしてもいいよ)、と自分の身体を餌にぶらさげて、罠を張った。自分のメスとしての魅力が、この男子に通じるか、試してみたい気持ちもあったのでしょう。だから、ちょっかいかけたのです。つきあう気がなくても、あるようなふりをして見せたのです。
でもちょっとは、気があったんじゃないかなあ。そうじゃなければ、そんなことも言わないで、無視ですよ、普通。軽い冗談のつもりで言ったのに、この男子が、真に受けて、見事に引っかかってくれた。だから、うれしかったんですねえ。まあ、性質が悪いけど。この例ほどではありませんが、女の子は、ときどき、この手のいたずらやからかいを仕掛けてくることがあります。
■メイド喫茶時代に筆者が引っかかったメイドの罠
僕も、メイド喫茶時代に引っかかったことがありました。営業が終わった後です。あるメイドの子が、僕の前に立ちました。そして、自分のスカートが短すぎて、パンツが見られているような気がするので、そこのソファに座って、確かめてほしいと言うのです。
ソファに座った僕の前に、その子は立ちました。そして、手を上げたり、かがんだり、腰をひねったり、いろいろなポーズを取って見せた。きれいな脚や、正直、パンツもチラチラ見えました。若い女の子のきれいな太腿と足の付け根を凝視する行為。普通ならあり得ないことだし、場合によっては捕まっちゃうようなギリギリの線です。でも、この時ばかりは堂々と見れるのです。
「どうですか?」
「え?」
「パンツですよ」
「い、いや、見えてないよ」
ウソをつきました。本当はちょっと見えていたのです。
でも、ここで見えてると言って、女の子達に重装備でもされちゃうと、客足に影響が出そうなので、一瞬悩んだけれど、ウソをついてしまった。そんな出来事があって、しばらくしてから、ふと気づいたのです。パンツのチェックだけなら何も、男の僕じゃなく、その場に居た女の子同士でチェックし合えば済むことじゃないですか。そこで、女の子にからかわれたことに気づいた。
女の子は、時々、こういうイタズラをしたりするものです。まあ、それを真に受けて、そいつに目くじらを立てるか、こいつやりやがったなあ、と笑って済ませるか、で、非モテ、モテが分かれたりする。いちいち女の子の言うことを真に受けて、怒るんじゃないよ、男はね。このケースだって、「なんだよお、ピアス開ければ、エッチしてくれるって言ったのにさあ、ウソつきい!」と明るく切り返せば、それでよかったのかもしれない。あんまり真面目に考えすぎない方がいいよ。女の子とのことはね。
では、次回の問題。
「僕が彼女にしたいなあと思っている女の子、好きな男子のタイプは『包容力』のあるヒト、と言ってました。『包容力』って一体なんですか? 教えてください!」
包容力。なんだか、わかってるようで、よくわからない言葉ですよね。皆で考えてみましょう!
(ヒロN)
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ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年 までメイド喫茶を経営。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書きました。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男 のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)・ヒロN氏のブログ 「ヒロN式!」
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